Helicobacter pylori除菌と黒点についての検討

「背景」日々の上部消化管内視鏡検査において, 胃体部に黒点のみられる症例があることは認識していたが, 2013年2月に胃炎に対する Helicobacter pylori (H. pylori) 除菌療法が保険適応になって以来, 黒点のみられる症例が明らかに増加した. この黒点の意義については過去あまり報告がない. このためH. pylori除菌と黒点の関連について明確にする目的で検討を行った. 「方法」当院で2015年1月6日から2016年12月28日までに施行した上部消化管内視鏡検査587例において, 黒点の有無とH. pylori感染, 除菌との関連につき, A群(H. pylori除菌...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 91; no. 1; pp. 118 - 119
Main Author 新家, 雄一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 08.12.2017
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.91.1_118

Cover

More Information
Summary:「背景」日々の上部消化管内視鏡検査において, 胃体部に黒点のみられる症例があることは認識していたが, 2013年2月に胃炎に対する Helicobacter pylori (H. pylori) 除菌療法が保険適応になって以来, 黒点のみられる症例が明らかに増加した. この黒点の意義については過去あまり報告がない. このためH. pylori除菌と黒点の関連について明確にする目的で検討を行った. 「方法」当院で2015年1月6日から2016年12月28日までに施行した上部消化管内視鏡検査587例において, 黒点の有無とH. pylori感染, 除菌との関連につき, A群(H. pylori除菌成功後で黒点あり), B群(H. pylori未感染で黒点あり), C群(H. pylori除菌前で黒点あり), D群(H. pylori除菌成功後で黒点なし), E群(H. pylori未感染で黒点なし), F群(H. pylori除菌前で黒点なし)の6群に分類し検討した.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.91.1_118