初回発見時より短期間で形態変化を示した大腸T1b癌の1例
「はじめに」早期病変の形態変化の報告に関しては, 1 - 2カ月程度の短期間もしくは数か月から年単位の長期間における進展を観察した症例に大別される. 今回, 初回発見時より3日間という短期間で形態変化を示した大腸T1b癌の1例を経験したので, 文献的考察を加えて報告する. 「症例」患者: 66歳, 男性 現病歴: 検診で便潜血陽性を指摘され, 精査目的に当院紹介となった. 既往歴: 糖尿病, パーキンソン病, 脂肪肝 服薬歴: アマンタジン, セレギリン, アログリプチン, タムスロシン 生活歴: 飲酒1合/日, 喫煙なし 家族歴: 特記事項なし 血液検査: BUN 16.0mg/dl, Cr...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 96; no. 1; pp. 176 - 178 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
26.06.2020
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
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ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.96.1_176 |
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Summary: | 「はじめに」早期病変の形態変化の報告に関しては, 1 - 2カ月程度の短期間もしくは数か月から年単位の長期間における進展を観察した症例に大別される. 今回, 初回発見時より3日間という短期間で形態変化を示した大腸T1b癌の1例を経験したので, 文献的考察を加えて報告する. 「症例」患者: 66歳, 男性 現病歴: 検診で便潜血陽性を指摘され, 精査目的に当院紹介となった. 既往歴: 糖尿病, パーキンソン病, 脂肪肝 服薬歴: アマンタジン, セレギリン, アログリプチン, タムスロシン 生活歴: 飲酒1合/日, 喫煙なし 家族歴: 特記事項なし 血液検査: BUN 16.0mg/dl, Cre 0.73mg/dl, eGFR 73mL/min, AST 19U/L, ALT 20U/L, ALP 144U/L, γGTP 89U/L, HbA1c 5.9%, CEA 1.6ng/ml, CA19-9 2.8U/ml, その他特記すべき所見なし. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.96.1_176 |