免疫抑制剤にて改善した潰瘍性大腸炎合併胃十二指腸炎の1例

症例は42歳,男性。発熱,腹痛,下痢,下血のため入院となった。大腸内視鏡検査にて全結腸型活動性潰瘍性大腸炎(UC)と診断。上部消化管内視鏡検査では胃前庭部と十二指腸球部から下行脚にかけて連続性に発赤,びらん,粘膜出血を認め,生検病理検査でもUCに類似の所見を認めた。prednisolone 50mg/日投与も効果なく,cyclosporinA投与にて症状軽快,胃十二指腸,大腸の内視鏡像も改善した。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 74; no. 2; pp. 56 - 57
Main Authors 好士, 大介, 水野, 滋章, 中川, 太一, 岩本, 真帆, 宮本, 俊八, 佐藤, 秀樹, 赤井, 祐一, 加藤, 公敏, 松井, 輝明, 森山, 光彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2009
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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Summary:症例は42歳,男性。発熱,腹痛,下痢,下血のため入院となった。大腸内視鏡検査にて全結腸型活動性潰瘍性大腸炎(UC)と診断。上部消化管内視鏡検査では胃前庭部と十二指腸球部から下行脚にかけて連続性に発赤,びらん,粘膜出血を認め,生検病理検査でもUCに類似の所見を認めた。prednisolone 50mg/日投与も効果なく,cyclosporinA投与にて症状軽快,胃十二指腸,大腸の内視鏡像も改善した。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.74.2_56