PETがステージ診断に有効であった食道悪性黒色腫の1例

症例は59歳男性。健診で指摘された中部食道扁平隆起性病変の精査目的に上部消化管内視鏡検査を施行し,生検の結果から食道原発悪性黒色腫と診断された。CTではリンパ節転移が疑われたが,PETにて否定され外科的切除により治療しえた。食道原発黒色腫は稀ではあるが,積極的に生検による診断を行う必要があり,また適切なステージングにより治療可能な疾患であるため,PETの有用性も含めて本症例を報告する。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 67; no. 2; pp. 64 - 65
Main Authors 小野, 敏嗣, 鴨志田, 敏郎, 落合, 敏広, 柿木, 信重, 石川, 晶久, 岸本, 洋輔, 平井, 信二, 岡, 裕爾, 下釜, 達朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2005
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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Summary:症例は59歳男性。健診で指摘された中部食道扁平隆起性病変の精査目的に上部消化管内視鏡検査を施行し,生検の結果から食道原発悪性黒色腫と診断された。CTではリンパ節転移が疑われたが,PETにて否定され外科的切除により治療しえた。食道原発黒色腫は稀ではあるが,積極的に生検による診断を行う必要があり,また適切なステージングにより治療可能な疾患であるため,PETの有用性も含めて本症例を報告する。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.67.2_64