十二指腸vascular ectasiaの1例

患者は72歳,男性。主訴は息切れ。上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行脚にvascular ectasiaからの出血を認め,ヒータープローブ法での焼灼を施行した。焼灼2カ月後,同病変の再発,出血を認め,endoscopic band ligation(EBL)を施行した。EBL施行1カ月後には同病変の瘢痕形成を認め,貧血の進行なく経過している。EBLは十二指腸vascular ectasiaの治療に有効と考えられた。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 65; no. 2; pp. 86 - 87
Main Authors 大橋, 竜一, 近藤, 亮, 小関, 美保子, 平田, 信人, 水野, 泰彦, 和田, 亮一, 角岡, 真帆, 斎藤, 圭治, 石井, 直樹, 藪, 剛爾, 光島, 徹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2004
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.65.2_86

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Summary:患者は72歳,男性。主訴は息切れ。上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行脚にvascular ectasiaからの出血を認め,ヒータープローブ法での焼灼を施行した。焼灼2カ月後,同病変の再発,出血を認め,endoscopic band ligation(EBL)を施行した。EBL施行1カ月後には同病変の瘢痕形成を認め,貧血の進行なく経過している。EBLは十二指腸vascular ectasiaの治療に有効と考えられた。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.65.2_86