各世代における慢性疼痛への影響因子の違い

「はじめに」 慢性疼痛の病態には様々な要因が関与しており, 生物心理社会モデルに準じた評価が必要であると言われている. 年齢により生物・心理・社会背景は変化することから慢性疼痛に影響する因子も異なることが推察される. 年齢による慢性疼痛に影響する因子については, これまでにいくつかの報告があるが, 年齢による違いを指摘できていない. 本研究の目的は, 慢性疼痛患者の世代別特徴を明らかにすることである. 「方法」 対象は2013年から2017年に愛知医科大学痛みセンターを受診した患者2,298名とした....

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Published inPAIN RESEARCH Vol. 35; no. 2; pp. 107 - 110
Main Authors 城, 由起子, 尾張, 慶子, 西原, 真理, 青野, 修一, 井上, 真輔, 新井, 健一, 牛田, 享宏, 寺嶋, 祐貴, 松原, 貴子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本疼痛学会 30.06.2020
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ISSN0915-8588
2187-4697
DOI10.11154/pain.35.107

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Summary:「はじめに」 慢性疼痛の病態には様々な要因が関与しており, 生物心理社会モデルに準じた評価が必要であると言われている. 年齢により生物・心理・社会背景は変化することから慢性疼痛に影響する因子も異なることが推察される. 年齢による慢性疼痛に影響する因子については, これまでにいくつかの報告があるが, 年齢による違いを指摘できていない. 本研究の目的は, 慢性疼痛患者の世代別特徴を明らかにすることである. 「方法」 対象は2013年から2017年に愛知医科大学痛みセンターを受診した患者2,298名とした.
ISSN:0915-8588
2187-4697
DOI:10.11154/pain.35.107