EMRにより切除した回腸Meckel憩室内腺腫の1例
症例は54歳,男性。検診便潜血反応陽性精査目的で近医を受診し多発大腸ポリープを指摘され当院を紹介受診した。大腸内視鏡検査で回盲弁より約4cm口側に巨大な憩室を認め,憩室内に径約3cmのIsp様ポリープを認め,EMRにて一括切除に成功した。病理診断は回腸Meckel憩室内の高度異型腺腫だった。術前精査で適応を慎重に吟味した上でのEMRは病変が小腸憩室内にあっても診断と治療に有用であることが示唆された。...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 66; no. 2; pp. 78 - 79 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
2005
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
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ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.66.2_78 |
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Summary: | 症例は54歳,男性。検診便潜血反応陽性精査目的で近医を受診し多発大腸ポリープを指摘され当院を紹介受診した。大腸内視鏡検査で回盲弁より約4cm口側に巨大な憩室を認め,憩室内に径約3cmのIsp様ポリープを認め,EMRにて一括切除に成功した。病理診断は回腸Meckel憩室内の高度異型腺腫だった。術前精査で適応を慎重に吟味した上でのEMRは病変が小腸憩室内にあっても診断と治療に有用であることが示唆された。 |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.66.2_78 |