GISTに対し内視鏡的切除した5例―ハサミ型処置具を用いた切除法

「はじめに」Gastrointestinal stromal tumor(GIST)は発育形式により消化管壁内発育型, 管内発育型, 管外発育型に分けられ, 治療は腫瘤摘出術であり, 腫瘤完全切除が重要であることがガイドラインに示されている. GISTの治療に対し, サイズの小さな腫瘍に対して内視鏡腹腔鏡合同治療(Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery:LECS)の技術はほぼ確立されてはいるものの, 内視鏡のみの切除が様々な施設にて検討されていると思われる. 当院では倫理委員会の承認を得たうえで胃壁内発育型GISTに対し, LECSを前提に全...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 99; no. 1; pp. 94 - 96
Main Authors 星野, 光典, 御子神, 哲也, 福島, 元彦, 高木, めぐみ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 03.12.2021
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.99.1_94

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Summary:「はじめに」Gastrointestinal stromal tumor(GIST)は発育形式により消化管壁内発育型, 管内発育型, 管外発育型に分けられ, 治療は腫瘤摘出術であり, 腫瘤完全切除が重要であることがガイドラインに示されている. GISTの治療に対し, サイズの小さな腫瘍に対して内視鏡腹腔鏡合同治療(Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery:LECS)の技術はほぼ確立されてはいるものの, 内視鏡のみの切除が様々な施設にて検討されていると思われる. 当院では倫理委員会の承認を得たうえで胃壁内発育型GISTに対し, LECSを前提に全身麻酔下, ハサミ型処置具であるSBナイフGXタイプを用いて, ESD手技により内視鏡的に切除し得た5例を経験したので報告する.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.99.1_94