経皮内視鏡的胃瘻造設術に対する胃壁固定法カテラン針固定法の改良について

PEGにおける胃壁固定術の併施はもはや必須の手技といえる。カテラン針固定法は特別な固定器具が不要な点,安価な点が優れているが手技がやや煩雑であった。今回我々は手技の簡易化を目的にカテラン針固定法に改良を加えた。原法の改良点は ①4―0ナイロン糸によるループを形成した22Gカテラン針を直針のまま使用し直接穿刺を行う点, ②カテラン針の穿刺部位を造設部に対し放射状に設定する点で いずれも2本の針を別々に穿刺することによって生じるdimensionのずれを少なくすることができ,容易な穿刺が可能となった。簡便な本法は胃壁固定法の実施ならび普及に有用と思われた。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 74; no. 2; pp. 28 - 31
Main Authors 鈴木, 直人, 星野, 光典, 井関, 雅一, 西村, 彩, 新井, 浩士, 福島, 元彦, 富永, 幸治, 鈴木, 恵史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2009
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.74.2_28

Cover

Loading…
More Information
Summary:PEGにおける胃壁固定術の併施はもはや必須の手技といえる。カテラン針固定法は特別な固定器具が不要な点,安価な点が優れているが手技がやや煩雑であった。今回我々は手技の簡易化を目的にカテラン針固定法に改良を加えた。原法の改良点は ①4―0ナイロン糸によるループを形成した22Gカテラン針を直針のまま使用し直接穿刺を行う点, ②カテラン針の穿刺部位を造設部に対し放射状に設定する点で いずれも2本の針を別々に穿刺することによって生じるdimensionのずれを少なくすることができ,容易な穿刺が可能となった。簡便な本法は胃壁固定法の実施ならび普及に有用と思われた。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.74.2_28