ESDによって治癒切除が得られたAFP産生早期胃癌の一例

「はじめに」 α-fetoprotein (AFP)産生胃癌は進行癌として報告される例が多く, 早期胃癌の段階で診断された報告は稀である. 今回, 早期胃癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行し, 病理学的にAFP産生早期胃癌と診断された一例を経験したので報告する. 「症例」 患者: 65歳, 男性 主訴: なし 既往歴: なし 現病歴: 2016年12月に前医の上部消化管内視鏡検査で胃前庭部小弯の0-IIa早期胃癌と診断され, 精査加療目的に当院を紹介受診した. 血液検査所見: 生化学検査, 血算に明らかな異常はなく, ヘリコバクターピロリ抗体は陽性であった....

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 93; no. 1; pp. 85 - 86
Main Authors 濱野, 徹也, 森, 千奈津, 戸張, 真紀, 後藤, 修, 宇野澤, 秀美, 大出, 貴士, 西野, 隆義, 橋本, 佳恵, 新村, 秀樹, 光永, 豊, 菅, 元泰
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 14.12.2018
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.93.1_85

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Summary:「はじめに」 α-fetoprotein (AFP)産生胃癌は進行癌として報告される例が多く, 早期胃癌の段階で診断された報告は稀である. 今回, 早期胃癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行し, 病理学的にAFP産生早期胃癌と診断された一例を経験したので報告する. 「症例」 患者: 65歳, 男性 主訴: なし 既往歴: なし 現病歴: 2016年12月に前医の上部消化管内視鏡検査で胃前庭部小弯の0-IIa早期胃癌と診断され, 精査加療目的に当院を紹介受診した. 血液検査所見: 生化学検査, 血算に明らかな異常はなく, ヘリコバクターピロリ抗体は陽性であった.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.93.1_85