増量タイプ大腸内視鏡検査食は洗浄度を維持し高い認容性を得られるか

「はじめに」 大腸疾患の増加に伴い, 大腸内視鏡検査の重要性は更に高まっている. 我々は以前に検査食であるクリアスルー(R)シリーズのクリアスルー(R)JB3食セット間食付き(キユーピー, 東京)の洗浄効果向上を報告した. 今回, 我々は新たに発売されたクリアスルー(R)の増量タイプ検査食の有用性と認容性を検討した. 「対象および方法」 2019年8月から10月検査予定で同意を得た増量検査食群(A群)50名, 2014年7月から10月大腸内視鏡検査予定で同意を得た通常検査食群(B群)50名と常食群(C群)50名を対象とした. 対象患者100名を無作為にB群とC群に割り付けた. 検査前日はA群に...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 98; no. 1; pp. 42 - 44
Main Authors 根岸, 良充, 稲本, 林, 木本, 義明, 鈴木, 雄一郎, 小野, 公平, 石井, 鈴人, 港, 洋平, 高柳, 駿也, 紅林, 真理絵, 瀧田, 麻衣子, 大圃, 研, 村元, 喬
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 25.06.2021
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.98.1_42

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Summary:「はじめに」 大腸疾患の増加に伴い, 大腸内視鏡検査の重要性は更に高まっている. 我々は以前に検査食であるクリアスルー(R)シリーズのクリアスルー(R)JB3食セット間食付き(キユーピー, 東京)の洗浄効果向上を報告した. 今回, 我々は新たに発売されたクリアスルー(R)の増量タイプ検査食の有用性と認容性を検討した. 「対象および方法」 2019年8月から10月検査予定で同意を得た増量検査食群(A群)50名, 2014年7月から10月大腸内視鏡検査予定で同意を得た通常検査食群(B群)50名と常食群(C群)50名を対象とした. 対象患者100名を無作為にB群とC群に割り付けた. 検査前日はA群にはクリアスルー(R)NB3食セット増量タイプを, B群には従来のクリアスルー(R)JB3食セット間食付きを, C群には常食(検査食なし)を摂取させた. 前処置は両群とも検査前日はピコスルファート内用液10ml, 検査当日に腸管洗浄液(モビプレップ)とした.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.98.1_42