神経学会入会推進アンケートの解析結果

日本では神経内科医は不足していると言われている.しかし神経内科医の需要と供給についての解析は少ない.そこで日本神経学会卒前・初期臨床研修教育小委員会は,全国の医学部を持つ大学の神経内科講座ならびに神経学会教育施設の責任者に対して,神経内科入局(神経学会入会)推進に関するアンケート調査を行った.全国に80ある医学部を持つ大学からの回答率は77.5%,教育施設からの回答率は42.4%であった.回答があった大学の新入局は平均2.2人であったが,各大学が必要と考える新入局者数は4人超であった.神経内科への入局が増えない理由と対策についても意見を募ったので,その回答結果を分析し報告した....

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Published in臨床神経学 Vol. 56; no. 12; pp. 866 - 872
Main Authors 西山, 和利, 天野, 隆弘, 青木, 正志, 犬塚, 貴, 谷脇, 考恭, 豊島, 至, 橋本, 洋一郎, 福武, 敏夫, 吉井, 文均, 安東, 由喜雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経学会 2016
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Summary:日本では神経内科医は不足していると言われている.しかし神経内科医の需要と供給についての解析は少ない.そこで日本神経学会卒前・初期臨床研修教育小委員会は,全国の医学部を持つ大学の神経内科講座ならびに神経学会教育施設の責任者に対して,神経内科入局(神経学会入会)推進に関するアンケート調査を行った.全国に80ある医学部を持つ大学からの回答率は77.5%,教育施設からの回答率は42.4%であった.回答があった大学の新入局は平均2.2人であったが,各大学が必要と考える新入局者数は4人超であった.神経内科への入局が増えない理由と対策についても意見を募ったので,その回答結果を分析し報告した.
ISSN:0009-918X
1882-0654
DOI:10.5692/clinicalneurol.cn-000949