作業療法士が生活支援コーディネーターとして関わる地域支援

生活支援体制整備事業では各市町村で生活支援コーディネーター(以下,生活支援Co)の配置が義務付けられているが,生活支援Coの役割を担う作業療法士(以下,OT)の実践報告は乏しい.目的は,OTの筆頭著者が行った地域における間接支援の実践を報告することである.本実践では静岡県袋井市A地域包括圏域を対象とし地縁組織や住民リーダーへ間接的な支援をすることで,徒歩圏内への体操会場の整備,身近で買い物ができる環境整備に繋がった.本実践よりOTは作業療法の対象を組織,住民まで幅広く捉え,作業を利用し,環境に働きかける職種として地域に必要とされるサービスを間接支援によって開発していくことができると考える....

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Published in作業療法の実践と科学 Vol. 7; no. 1; pp. 1 - 7
Main Authors 藤井, 啓介, 山崎, 竜弥
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 北海道作業療法士会 28.02.2025
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ISSN2434-5806
2433-8451
DOI10.32151/psot.7.1_1

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Summary:生活支援体制整備事業では各市町村で生活支援コーディネーター(以下,生活支援Co)の配置が義務付けられているが,生活支援Coの役割を担う作業療法士(以下,OT)の実践報告は乏しい.目的は,OTの筆頭著者が行った地域における間接支援の実践を報告することである.本実践では静岡県袋井市A地域包括圏域を対象とし地縁組織や住民リーダーへ間接的な支援をすることで,徒歩圏内への体操会場の整備,身近で買い物ができる環境整備に繋がった.本実践よりOTは作業療法の対象を組織,住民まで幅広く捉え,作業を利用し,環境に働きかける職種として地域に必要とされるサービスを間接支援によって開発していくことができると考える.
ISSN:2434-5806
2433-8451
DOI:10.32151/psot.7.1_1