3次元ハイブリッド載荷実験におけるアクチュエータによるP-Δ効果の補正法

アクチュエータを用いた構造物模型の載荷実験においては, 一般に, アクチュエータの一端を供試体に, 他端を載荷フレームにそれぞれピン結合させる場合が多い. この条件下で模型を載荷すると, アクチュエータは直交条件を維持できないため, アクチュエータによるP-Δ効果が生じる. ハイブリッド載荷実験では, この影響を適切に補正しなければ正しい結果を得ることができない. 本研究では, 単柱式橋脚模型を対象とした水平2軸+鉛直1軸の3次元ハイブリッド載荷実験におけるアクチュエータによるP-Δ効果の補正法を示すと同時に, その補正法の適用性を検討するため, 数値シミューションおよび単柱式模型を用いた検証...

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Published in土木学会論文集 Vol. 2005; no. 801; pp. 801_197 - 801_212
Main Authors 永田, 聖二, 渡邊, 学歩, 川島, 一彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2005
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Summary:アクチュエータを用いた構造物模型の載荷実験においては, 一般に, アクチュエータの一端を供試体に, 他端を載荷フレームにそれぞれピン結合させる場合が多い. この条件下で模型を載荷すると, アクチュエータは直交条件を維持できないため, アクチュエータによるP-Δ効果が生じる. ハイブリッド載荷実験では, この影響を適切に補正しなければ正しい結果を得ることができない. 本研究では, 単柱式橋脚模型を対象とした水平2軸+鉛直1軸の3次元ハイブリッド載荷実験におけるアクチュエータによるP-Δ効果の補正法を示すと同時に, その補正法の適用性を検討するため, 数値シミューションおよび単柱式模型を用いた検証実験を行ったので, その結果を報告する.
ISSN:0289-7806
1882-7187
DOI:10.2208/jscej.2005.801_197