尿ポリアミンの酵素法による定量分析に関する検討
アシルポリアミン加水分解酵素, プトレツシンオキシダーゼなどを用いる尿ポリアミン測定法について, その特性である定量性の範囲, 精度などについて検討した. 本法により24時間の蓄尿と一時尿(クレアチニン補正)のポリアミンを測定し, 同義の成績を得た. 尿保存の条件は-20℃が最も安定で, トルエン添加の条件下でも長期保存の試料は不適当であることが示された. 健常成人59名の尿ポリアミン値は24.98±9.22μmol/gcreatinineであつた....
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Published in | 医療 Vol. 43; no. 10; pp. 1025 - 1028 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 国立医療学会
1989
国立医療学会 |
Subjects | |
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Summary: | アシルポリアミン加水分解酵素, プトレツシンオキシダーゼなどを用いる尿ポリアミン測定法について, その特性である定量性の範囲, 精度などについて検討した. 本法により24時間の蓄尿と一時尿(クレアチニン補正)のポリアミンを測定し, 同義の成績を得た. 尿保存の条件は-20℃が最も安定で, トルエン添加の条件下でも長期保存の試料は不適当であることが示された. 健常成人59名の尿ポリアミン値は24.98±9.22μmol/gcreatinineであつた. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.43.1025 |