ニュクリポア・フィルターの捕集効率

ニュクリポァ・フィルターによるエアロゾル粒子の捕集が, 慣性効果, さえぎり効果および拡散効果の粒子捕集機構iについて, 理論的および実験的に考察された.pichによって提案された毛細管モデルに基づいた理論捕集効率が, 流れに Navier-Stokes方程式の数値解を用いて, 慣性一さえぎり効果および拡散効果に対して, それぞれ粒子の運動方程式および拡散方程式の数値解析により算定された.計算結果は, ポリスチレン・ラテックス, ジオクチルフタレートおよび金粒子エアロゾルを用いた捕集実験結果と比較検討された. 理論計算値は, 慣性および拡散効果が支配的になる場合に, 実験値とよく一致するが,...

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Published in化学工学論文集 Vol. 7; no. 5; pp. 517 - 523
Main Authors 高橋, 武士, 金川, 昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 化学工学会 1981
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Summary:ニュクリポァ・フィルターによるエアロゾル粒子の捕集が, 慣性効果, さえぎり効果および拡散効果の粒子捕集機構iについて, 理論的および実験的に考察された.pichによって提案された毛細管モデルに基づいた理論捕集効率が, 流れに Navier-Stokes方程式の数値解を用いて, 慣性一さえぎり効果および拡散効果に対して, それぞれ粒子の運動方程式および拡散方程式の数値解析により算定された.計算結果は, ポリスチレン・ラテックス, ジオクチルフタレートおよび金粒子エアロゾルを用いた捕集実験結果と比較検討された. 理論計算値は, 慣性および拡散効果が支配的になる場合に, 実験値とよく一致するが, さえぎり効果が支配的になる場合に, 二論クリポァ・フィルターの捕集効率を過小に見積ることがわかった.
ISSN:0386-216X
1349-9203
DOI:10.1252/kakoronbunshu.7.517