誘導円板形継電器の地震時誤動作の発生機構に関する研究 : 水平二次元加振による誤動作発生機構

誘導円板形継電器は送配電系統や発電機などの保護継電器として広範囲に使用されているが、過去の地震での誤動作も報告されており、その誤動作が従来から問題とされていた。本研究では、水平二次元加振により円板の中心軸下端のピボットが下部軸受内をふれまわる際の摩擦が原因となって円板が回転し、誤動作を起こすことを加振実験と理論解析により解明し、このタイプの継電器の振動試験は水平二次元加振によるべきことを明らかにした。...

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Published in日本機械学会論文集 C編 Vol. 50; no. 456; pp. 1327 - 1338
Main Authors 藤田, 隆史, 井上, 昭彦, 服部, 忍, 柴田, 碧
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本機械学会 1984
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Summary:誘導円板形継電器は送配電系統や発電機などの保護継電器として広範囲に使用されているが、過去の地震での誤動作も報告されており、その誤動作が従来から問題とされていた。本研究では、水平二次元加振により円板の中心軸下端のピボットが下部軸受内をふれまわる際の摩擦が原因となって円板が回転し、誤動作を起こすことを加振実験と理論解析により解明し、このタイプの継電器の振動試験は水平二次元加振によるべきことを明らかにした。
ISSN:0387-5024
1884-8354
DOI:10.1299/kikaic.50.1327