脈動性水流装置の水圧が歯肉の物理的性質に及ぼす影響 (第II報)

• Published in: 日本歯周病学会会誌 Vol. 18; no. 3; pp. 401 - 405
• Main Authors: 池田, 克已, 林, 守本, 黄, 安石, 高野, 和明, 引間, 徹
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 特定非営利活動法人 日本歯周病学会 1976; 日本歯周病学会
• ISSN: 0385-0110; 1880-408X
• DOI: 10.2329/perio.18.401

1974年わたくしたちは1)脈動性水流装置(Water Pik)の物理的性質について検討した結果, バンドピース内の水圧および先端の水圧の上昇に要する時間は, ダイヤルナーンバ3がもっとも効果的であることを明らかにした. そこで今回はストレンゲージを用いて脈動性水流装置のハンドピース先端の水圧が歯肉に及ぼす影響, すなわち水圧による歯肉の生理的反応を歯肉の歪効果のうえで, つぎに述べるような方法で実験を行ったので報告する. 実験材料と方法 実験材料：1. 実験動物：本学実験動物棟で飼育の正常な歯肉を持つ健康な雑, 成犬, 雄, 体重10kgの5匹を対象とした. 2. 脈動性水流装置：ピアス49型Water Pik. 3. ストレンゲージ：Type M101, 120Ω, 長さ1.0mm, 幅1.0mm(新興通信工業). 4. 接着剤：アロンアルファ201の瞬間接着剤(東亜合成化学製). 5. 防湿剤：SN-4(新興通信工業製). 6. 歪圧力計用の入力箱SR-JA(日本光電杜製). 7. 歪圧力計用の前置増幅器RP-5(日本光電社製). 8. 多用途監視記録装置RM-85(日本光電社製).