NexGen LPS型TKAの中期臨床成績

NexGen LPSを用いてTKAを施行し，術後5年以上経過観察し得た116関節を臨床的に評価した．手術時年齢は平均68.3歳，術後観察期間は平均6.4年であった．術前後の関節可動域，Knee Society scoreを用いて評価した．また術後疼痛を生じていた症例に対して原因を探索した．1例で感染のため再置換を行った．術前可動域は伸展－11.6度，屈曲111.0度，knee score 43.4点，functional score 41.3点であり，術後は伸展－2.7度，屈曲114.7度，knee score 92.4点，functional score 81.3点と改善しており，NexGe...

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 61; no. 4; pp. 840 - 842
Main Authors 岩本, 幸英, 光安, 浩章, 田代, 泰隆, 吉本, 憲生, 松田, 秀一, 岡崎, 賢
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.09.2012
Subjects
NexGen LPS
人工膝関節置換術
術後疼痛
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.61.840

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Summary:NexGen LPSを用いてTKAを施行し，術後5年以上経過観察し得た116関節を臨床的に評価した．手術時年齢は平均68.3歳，術後観察期間は平均6.4年であった．術前後の関節可動域，Knee Society scoreを用いて評価した．また術後疼痛を生じていた症例に対して原因を探索した．1例で感染のため再置換を行った．術前可動域は伸展－11.6度，屈曲111.0度，knee score 43.4点，functional score 41.3点であり，術後は伸展－2.7度，屈曲114.7度，knee score 92.4点，functional score 81.3点と改善しており，NexGen LPSを用いたTKAの術後成績は概ね良好であった．術後何らかの疼痛を訴えたものが30膝に認められ，影響する因子を検討した結果，術後の下肢外反アラインメントが疼痛に関与していた．
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.61.840