CO2排出量評価のためのハイブリッドシミュレーション技術の開発

本稿では, (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のエネルギーITSプロジェクトで開発を進めている, ITSアプリケーションの評価を目的とした交通シミュレーション技術について紹介する.本プロジェクトでは, 交通シミュレーションとCO2排出量モデルを組み合わせてCO2排出量を評価する手法を提案している.交通シミュレーションにおいては, 全国を対象としたマクロレベルの規模から, 数交差点を対象としたミクロレベルの規模までカバーするハイブリッドシミュレーションフレームワークを構築している.また, TSとEMが連携するためのインターフェースとして「Stepwise Speed Funct...

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Published in生産研究 Vol. 64; no. 2; pp. 243 - 247
Main Authors 花房, 比佐友, 小出, 勝亮, 白石, 智良, 小林, 正人, 小宮, 粋史, 田中, 伸治, 堀口, 良太, 桑原, 雅夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東京大学生産技術研究所 2012
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Summary:本稿では, (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のエネルギーITSプロジェクトで開発を進めている, ITSアプリケーションの評価を目的とした交通シミュレーション技術について紹介する.本プロジェクトでは, 交通シミュレーションとCO2排出量モデルを組み合わせてCO2排出量を評価する手法を提案している.交通シミュレーションにおいては, 全国を対象としたマクロレベルの規模から, 数交差点を対象としたミクロレベルの規模までカバーするハイブリッドシミュレーションフレームワークを構築している.また, TSとEMが連携するためのインターフェースとして「Stepwise Speed Function (=SSF)」を開発した.
ISSN:0037-105X
1881-2058
DOI:10.11188/seisankenkyu.64.243