DEM-FEMハイブリッド解析アルゴリズムの提案

• Published in: 地震工学研究発表会講演論文集 Vol. 25; pp. 457 - 460
• Main Authors: 中瀬, 仁, 東, 均, 武田, 智吉, 嶋田, 昌義, 志村, 聡
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 土木学会 1999
• ISSN: 1884-8435
• DOI: 10.11532/proee1997.25.457

DEM-FEMハイブリッド解析アルゴリズムの提案を行い、シミュレーション例を紹介した。ハイブリッドの基本方針は次の3項目である。 (1) DEMとFEMの間でデータをやりとりするハイブリッド面を設定する。 (2) ハイブリッドに接するDEM要素は、この面の変位増分分の強制変位を受け、これに対して発生した抗力をFEMの対応する接点に分配する。 (3) DEMおよびFEMの各プログラムをそれぞれ別々のCPUを用いて実行し、データの受け渡す場所は外部ファイルで行う。この方法によれば、煩雑なコーディング作業を軽減できる上、DEMとFEMとで別々にプログラムの改良を行ったり、シミュレーションの初期状態を作成することが可能である。シミュレーションは振動台実験をかなりよく再現した。