小型ロールベーラーによる粗飼料調製技術の調査・研究

中山間地域において普及しつつある小型ロールベーラーについてその利用に関する技術等の検討を行った。その結果, 1.イタリアンライグラス, エンバク混播体系は収量性に優れ, また小型ロールベーラーを利用した場合, 作業時間も有効であった。 2.リードカナリーグラスの小型ロール適性について調査を行った。収量についてはベンチャーがパラトンに比べ優れていた。また, 作業時間についてはエンバク, イタリアンライグラス混播体系に比べ若干長かったが, 乾草調製することにより運搬や取り扱いが容易となる。 3.稲わら小型ロールベールサイレージは成分的には乾草わらで保管するより粗蛋白質, 粗脂肪がやや高い傾向があっ...

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Published inNihon Souchi Gakkai Kyushu Shibukaiho Vol. 32; no. 2; pp. 12 - 16
Main Authors 森本, 慎思, 池上, 哲生, 富田, 景子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本暖地畜産学会 2002
Warm Regional Society of Animal Science, Japan
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ISSN1884-6408
DOI10.11461/jwaras1970.32.2_12

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Summary:中山間地域において普及しつつある小型ロールベーラーについてその利用に関する技術等の検討を行った。その結果, 1.イタリアンライグラス, エンバク混播体系は収量性に優れ, また小型ロールベーラーを利用した場合, 作業時間も有効であった。 2.リードカナリーグラスの小型ロール適性について調査を行った。収量についてはベンチャーがパラトンに比べ優れていた。また, 作業時間についてはエンバク, イタリアンライグラス混播体系に比べ若干長かったが, 乾草調製することにより運搬や取り扱いが容易となる。 3.稲わら小型ロールベールサイレージは成分的には乾草わらで保管するより粗蛋白質, 粗脂肪がやや高い傾向があった。 4.小型ロールベールサイレージの保存場所については, 屋内保存の方が屋外保存に比べ品質が優れていた。
ISSN:1884-6408
DOI:10.11461/jwaras1970.32.2_12