ものづくり講座のための簡易染色法の検討 天然染料ミロバランを用いた型版捺染

手工芸染色のものづくり講座を開催するにあたり、2 時間以内の短時間での講座が求められている。家庭用電子レンジによる加熱は染色時間を短くするが、染色道具ではないため使用方法に注意が必要であり、電源等の設置場所の制限も生じる。そこで天然染料を用いた染色講座における講座作業を見直し、加熱や水場のいる作業と模様付けを行う作業に分けて行える天然染料ミロバランを使用した簡易型版捺染について検討した。加熱や水場のいる事前作業と模様付け作業を分けることで染色講座の問題点である加熱・水場等施設設備の問題をなくし、また講座内容を簡易型版捺染に絞ることで短時間での開催が可能であることが示された。...

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Published in東京家政学院大学紀要 Vol. 63; no. 63; pp. 121 - 126
Main Author 佐々木, 麻紀子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東京家政学院大学 31.08.2023
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ISSN2186-1951
2434-7922
DOI10.32295/kaseigakuinkiyo.63.0_121

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Summary:手工芸染色のものづくり講座を開催するにあたり、2 時間以内の短時間での講座が求められている。家庭用電子レンジによる加熱は染色時間を短くするが、染色道具ではないため使用方法に注意が必要であり、電源等の設置場所の制限も生じる。そこで天然染料を用いた染色講座における講座作業を見直し、加熱や水場のいる作業と模様付けを行う作業に分けて行える天然染料ミロバランを使用した簡易型版捺染について検討した。加熱や水場のいる事前作業と模様付け作業を分けることで染色講座の問題点である加熱・水場等施設設備の問題をなくし、また講座内容を簡易型版捺染に絞ることで短時間での開催が可能であることが示された。
ISSN:2186-1951
2434-7922
DOI:10.32295/kaseigakuinkiyo.63.0_121