迅速復旧工法開発のためのTST-FiSHの基礎物性と補修効果の実験的検討

本研究は, 被災構造物の簡易・安全・迅速復旧工法開発のため, 水硬性ポリウレタン樹脂が含浸された連続繊維シートをTST-FiSH (Fiver Sheets containing Hydraulic-resin) と定義し, その接着試験と, 梁試験体を用いた補修効果の確認を行った.接着試験結果より, シートの目付量は300g/m2程度が樹脂と相性がよく, 樹脂の濃度は66%で給水直後に仕上げを施す方法が効果的であった.中被害を想定した補修試験では炭素, アラミド, ビニロンともに耐荷力向上が確認できた.[本要旨はPDFには含まれない]...

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Published in生産研究 Vol. 61; no. 4; pp. 641 - 644
Main Authors 山崎, 孝史, 鈴木, 将充, 笠倉, 亮太, 小島, 文寛, 伊藤, 正憲, 加藤, 佳孝, 勝木, 太
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東京大学生産技術研究所 2009
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Summary:本研究は, 被災構造物の簡易・安全・迅速復旧工法開発のため, 水硬性ポリウレタン樹脂が含浸された連続繊維シートをTST-FiSH (Fiver Sheets containing Hydraulic-resin) と定義し, その接着試験と, 梁試験体を用いた補修効果の確認を行った.接着試験結果より, シートの目付量は300g/m2程度が樹脂と相性がよく, 樹脂の濃度は66%で給水直後に仕上げを施す方法が効果的であった.中被害を想定した補修試験では炭素, アラミド, ビニロンともに耐荷力向上が確認できた.[本要旨はPDFには含まれない]
ISSN:0037-105X
1881-2058
DOI:10.11188/seisankenkyu.61.641