リバースシミュレーションにおける数値安定性確保についての研究

時間逆方向にCFD解析を行うこと(リバースシミュレーション)は汚染源の特定などの環境分野において大きな注目を集めている.しかし, それには負の拡散が生じるために数値不安定が生じることが大きな問題として挙げられる.本研究では, リバースシミュレーションによる拡散源特定を目指し, 適切なフィルター幅のローパスフィルターを施すことにより安定して解析できる手法を開発することを目的とする.まずは, シンプルな平面上及び単体建物周りの流れ場・拡散場を解析対象とする....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in生産研究 Vol. 62; no. 1; pp. 83 - 89
Main Authors 安部, 諭, 加藤, 信介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東京大学生産技術研究所 2010
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:時間逆方向にCFD解析を行うこと(リバースシミュレーション)は汚染源の特定などの環境分野において大きな注目を集めている.しかし, それには負の拡散が生じるために数値不安定が生じることが大きな問題として挙げられる.本研究では, リバースシミュレーションによる拡散源特定を目指し, 適切なフィルター幅のローパスフィルターを施すことにより安定して解析できる手法を開発することを目的とする.まずは, シンプルな平面上及び単体建物周りの流れ場・拡散場を解析対象とする.
ISSN:0037-105X
1881-2058
DOI:10.11188/seisankenkyu.62.83