病原体不明の感染症を併発した血友病の4症例

序言 近年, 血友病ではHIV感染とそれに伴う種々の感染症が問題となっている. 今回我々は, 諸種検索にもかかわらず病原体を確定し得なかった感染症を併発した血友病4例を紹介し, これらのうち頭部外傷後の硬膜下血腫から加熱処理第IX因子製剤の大量輸注によるDIC, 顆粒球減少, 胸部感染症などの多彩な臨床経過を呈したHIV陽性の血友病B症例につき詳細に報告する....

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 35; no. 1; pp. 45 - 50
Main Authors 白川, 茂, 鈴木, 彦次, 和田, 英夫, 村嶋, 正幸, 森, 美貴, 遠藤, 太久郎, 出口, 克巳, 高木, 幹朗, 出口, 晃, 大久保, 伊都子, 岩崎, 英一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会 1989
日本輸血学会
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ISSN0546-1448
1883-8383
DOI10.3925/jjtc1958.35.45

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Summary:序言 近年, 血友病ではHIV感染とそれに伴う種々の感染症が問題となっている. 今回我々は, 諸種検索にもかかわらず病原体を確定し得なかった感染症を併発した血友病4例を紹介し, これらのうち頭部外傷後の硬膜下血腫から加熱処理第IX因子製剤の大量輸注によるDIC, 顆粒球減少, 胸部感染症などの多彩な臨床経過を呈したHIV陽性の血友病B症例につき詳細に報告する.
ISSN:0546-1448
1883-8383
DOI:10.3925/jjtc1958.35.45