妊娠後期に発症したGuillain-Barré症候群の2例

妊娠30週と妊娠28週に合併したGuillian-Barré症候群(GBS)の2例を経験した.サイトメガロウィルス(CMV)感染の新たな感染が1例,既感染が1例でみとめられた.血液中の抗ガングリオシド抗体はIgM抗GM2抗体は2例とも陽性,1例ではIgM抗GalNAc-GD1aも陽性であった.CMV感染後GBSでは症状の重症化・呼吸不全をみとめたが,CMV既感染GBSでは軽症であった....

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Published in臨床神経学 Vol. 50; no. 1; pp. 24 - 26
Main Authors 荒木, 俊彦, 中田, 悠皓, 楠, 進
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経学会 2010
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ISSN0009-918X
1882-0654
DOI10.5692/clinicalneurol.50.24

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Summary:妊娠30週と妊娠28週に合併したGuillian-Barré症候群(GBS)の2例を経験した.サイトメガロウィルス(CMV)感染の新たな感染が1例,既感染が1例でみとめられた.血液中の抗ガングリオシド抗体はIgM抗GM2抗体は2例とも陽性,1例ではIgM抗GalNAc-GD1aも陽性であった.CMV感染後GBSでは症状の重症化・呼吸不全をみとめたが,CMV既感染GBSでは軽症であった.
ISSN:0009-918X
1882-0654
DOI:10.5692/clinicalneurol.50.24