看護系大学で教授する形態機能学科目のコンテンツの紹介~聖路加国際大学看護学部の例

国内看護系大学において、解剖学・生理学の科目を看護教員が担当する割合が増加している。聖路加国際大学看護学部においても、日常生活行動を営むための身体の構造と機能を「形態機能学」の科目として看護教員が運営している。本学の形態機能学は、日常生活行動の枠組み、つまり「内部環境の恒常性、恒常性維持のための流通機構、恒常性維持のための調節機構、息をする、動く、食べる、トイレに行く、話す・聞く、眠る、日に当たる、風呂に入る、子供を生む」に基づいてシラバスを作成し、板書での講義とTeam Based Learningなどのアクティブラーニング、図書館や健康管理室との連携で授業を展開している。今後は他論文でも述...

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Published in形態・機能 Vol. 17; no. 1; pp. 3 - 12
Main Authors 大久保, 暢子, 安田, みなみ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published コ・メディカル形態機能学会 2018
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Summary:国内看護系大学において、解剖学・生理学の科目を看護教員が担当する割合が増加している。聖路加国際大学看護学部においても、日常生活行動を営むための身体の構造と機能を「形態機能学」の科目として看護教員が運営している。本学の形態機能学は、日常生活行動の枠組み、つまり「内部環境の恒常性、恒常性維持のための流通機構、恒常性維持のための調節機構、息をする、動く、食べる、トイレに行く、話す・聞く、眠る、日に当たる、風呂に入る、子供を生む」に基づいてシラバスを作成し、板書での講義とTeam Based Learningなどのアクティブラーニング、図書館や健康管理室との連携で授業を展開している。今後は他論文でも述べられているように、基礎看護技術や専門領域の看護ケアの科目と連携を取るようにし、看護技術やケアの仕組みやエビデンスに形態機能学の知識を活かすようにすることが本学の課題である。
ISSN:1347-7145
1884-6084
DOI:10.11172/keitaikinou.17.3