肝腎コントラスト陽性と血清脂質値との関連の検討

男性人間ドック受診者995名を対象に1日2合以上の飲酒習慣の有無および肝腎コントラスト(LKC)陽性所見により4群に群別し,各群の血清脂質値を検討した。飲酒量1日2合未満のLKC陽性群では脂質異常者の頻度が高く,特に総コレステロール220mg/dl以上,HDLコレステロール40mg/dl未満を同時に呈するものは13.8%と4群中最も高率であり,動脈硬化の高危険群である可能性が推察された。...

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Published in健康医学 Vol. 11; no. 3; pp. 270 - 272
Main Authors 高桜, 英輔, 家城, 恭彦, 武隈, 清, 辻, 博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本人間ドック学会 1996
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ISSN0914-0328
2186-5019
DOI10.11320/ningendock1986.11.270

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Summary:男性人間ドック受診者995名を対象に1日2合以上の飲酒習慣の有無および肝腎コントラスト(LKC)陽性所見により4群に群別し,各群の血清脂質値を検討した。飲酒量1日2合未満のLKC陽性群では脂質異常者の頻度が高く,特に総コレステロール220mg/dl以上,HDLコレステロール40mg/dl未満を同時に呈するものは13.8%と4群中最も高率であり,動脈硬化の高危険群である可能性が推察された。
ISSN:0914-0328
2186-5019
DOI:10.11320/ningendock1986.11.270