胚性幹細胞,人工多能性幹細胞由来神経幹細胞の虚血脳への移植-現状と課題について

「要旨」: 2000年には胚性幹細胞から特異的に神経細胞を誘導する方法が報告され, それまでの増殖能が低い神経幹細胞と異なり, 一度に大量の神経細胞を誘導できる可能性が示された. また, 2006年に初めて樹立された多能性幹細胞の利点は, 胚性幹細胞利用の弱点であった倫理的側面を克服できることにあった. 今回, 胚性幹細胞, 多能性幹細胞を使った研究について現況を報告し, 再生医療の現状についても考察する....

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Bibliographic Details
Published in脳卒中 Vol. 35; no. 2; pp. 143 - 146
Main Authors 宮本, 享, 五味, 正憲, 藤本, 基秋, 髙木, 康志, 髙橋, 淳
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脳卒中学会 25.03.2013
日本脳卒中学会
Subjects
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ISSN0912-0726
1883-1923
DOI10.3995/jstroke.35.143

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Summary:「要旨」: 2000年には胚性幹細胞から特異的に神経細胞を誘導する方法が報告され, それまでの増殖能が低い神経幹細胞と異なり, 一度に大量の神経細胞を誘導できる可能性が示された. また, 2006年に初めて樹立された多能性幹細胞の利点は, 胚性幹細胞利用の弱点であった倫理的側面を克服できることにあった. 今回, 胚性幹細胞, 多能性幹細胞を使った研究について現況を報告し, 再生医療の現状についても考察する.
ISSN:0912-0726
1883-1923
DOI:10.3995/jstroke.35.143