機能訓練特化型デイサービスにおける機能訓練実施効果 運動測定項目に着目して

〔目的〕機能訓練特化型デイサービス利用者の運動測定項目調査を行い,サービス開始後の縦断的変化を検討した.〔対象と方法〕対象はサービス利用者12人(要支援4人,要介護8人).調査項目は,握力,Functional reach test(FRT),開眼片脚立位,Timed Up and Go test(TUG),5 m歩行,体重支持指数,リズム誤差平均値,リズム誤差割合とし,6ヵ月の経過を後ろ向き研究にて検討した.〔結果〕6ヵ月の機能訓練実施で,FRT,体重支持指数,リズム誤差割合での改善が有意に認められた.初回測定時の要介護群・要支援群間での比較では,FRT,TUGで有意差が認められた.〔結語〕...

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 5; pp. 609 - 613
Main Authors 鈴木, 里砂, 村瀬, 愛美, 土屋, 恵子, 奥村, 真琴
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017
Japan Science and Technology Agency
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Summary:〔目的〕機能訓練特化型デイサービス利用者の運動測定項目調査を行い,サービス開始後の縦断的変化を検討した.〔対象と方法〕対象はサービス利用者12人(要支援4人,要介護8人).調査項目は,握力,Functional reach test(FRT),開眼片脚立位,Timed Up and Go test(TUG),5 m歩行,体重支持指数,リズム誤差平均値,リズム誤差割合とし,6ヵ月の経過を後ろ向き研究にて検討した.〔結果〕6ヵ月の機能訓練実施で,FRT,体重支持指数,リズム誤差割合での改善が有意に認められた.初回測定時の要介護群・要支援群間での比較では,FRT,TUGで有意差が認められた.〔結語〕半年の機能訓練実施でバランス能力と下肢筋力,リズム異常の改善が認められ,介護度改善の重要な要因となっていることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.609