末梢血TNF-α産生能を指標としたインフリキシマブ有効性予測に関する検討
(目的)インフリキシマブ投与をうけた53例の関節リウマチ患者を対象にインフリキシマブ有効例を予測できうるかどうか検討する。(方法)DAS28-4 (crp)によるEULAR responseを用いGood responderを有効と定義する。全血を用いた低濃度LPS刺激による単球・マクロファージTNF-α産生能をELISAによって測定し有効性を予測しうる指標を作成する。(結果)投与30週目において投与前の末梢血TNF-α産生能/CRP≧2であればフィッシャー直接確率(片側p値)0.0003、感度64.7%, 特異度86.1%で有効例予測が可能であった。(結語)末梢血TNF-α産生能/CRP指標...
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Published in | Nihon Rinsho Men'eki Gakkai Sokai Shorokushu Vol. 34; p. 53 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床免疫学会
2006
The Japan Society for Clinical Immunology |
Subjects | |
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ISSN | 1880-3296 |
DOI | 10.14906/jscisho.34.0.53.0 |
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Summary: | (目的)インフリキシマブ投与をうけた53例の関節リウマチ患者を対象にインフリキシマブ有効例を予測できうるかどうか検討する。(方法)DAS28-4 (crp)によるEULAR responseを用いGood responderを有効と定義する。全血を用いた低濃度LPS刺激による単球・マクロファージTNF-α産生能をELISAによって測定し有効性を予測しうる指標を作成する。(結果)投与30週目において投与前の末梢血TNF-α産生能/CRP≧2であればフィッシャー直接確率(片側p値)0.0003、感度64.7%, 特異度86.1%で有効例予測が可能であった。(結語)末梢血TNF-α産生能/CRP指標を用いることによりインフリキシマブ投与前に有効例予測ができる可能性が示唆された。 |
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Bibliography: | 13-12 |
ISSN: | 1880-3296 |
DOI: | 10.14906/jscisho.34.0.53.0 |