動作分析の学生指導に関する臨床実習教育者の認識 計量テキスト分析を用いて

〔目的〕理学療法の臨床実習において,臨床実習教育者(以下,CE)が学生への動作分析の指導を行う上で問題と認識している要因を明らかにすることとした.〔対象と方法〕CE 64名に自由記述式の質問紙にて動作分析の指導上の問題を尋ね,計量テキスト分析を実施した.〔結果〕要因を示す特徴語との共起関係を描画してカテゴリー化した結果,学生の認知領域・精神運動領域・情意領域,CEの指導方法・指導方針,動作分析自体の課題特性が挙げられた.〔結語〕CEは動作分析の指導を行う上で問題が生じた際には,これらの各要因について検討し,学生に建設的な指導を行うことが重要と考える....

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 4; pp. 497 - 501
Main Authors 吉塚, 久記, 玉利, 誠, 本多, 裕一, 光武, 翼, 江越, 正次朗, 大古場, 良太
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017
Japan Science and Technology Agency
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Summary:〔目的〕理学療法の臨床実習において,臨床実習教育者(以下,CE)が学生への動作分析の指導を行う上で問題と認識している要因を明らかにすることとした.〔対象と方法〕CE 64名に自由記述式の質問紙にて動作分析の指導上の問題を尋ね,計量テキスト分析を実施した.〔結果〕要因を示す特徴語との共起関係を描画してカテゴリー化した結果,学生の認知領域・精神運動領域・情意領域,CEの指導方法・指導方針,動作分析自体の課題特性が挙げられた.〔結語〕CEは動作分析の指導を行う上で問題が生じた際には,これらの各要因について検討し,学生に建設的な指導を行うことが重要と考える.
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
ObjectType-Feature-2
content type line 14
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.497