頭頸部癌の動注療法における造影 MRI (magnetic resonance imaging) を使用した薬剤濃度推定の検討
「目的」: 頭頸部癌に対する動注療法は, 腫瘍の栄養動脈に選択的にカテーテルを挿入する技術が開発され, 有用性が多く報告されている. しかし, 頭頸部癌に対し複数の動脈へ抗癌剤を投与する場合, その配分を決める客観的な指標はない. 従って各々の動脈の灌流域の薬剤濃度を非侵襲的に計測できることが求められる. 動注灌流域を確認する方法として, MRI(magnetic resonance imaging)造影剤をカテーテルより投与し, その灌流域を確認する方法(MRFC : magnetic resonance flow check)が開発された. 本研究ではMRI造影剤を複数の動脈に投与し灌流域...
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Published in | 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 Vol. 126; no. 1; pp. 67 - 68 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
20.01.2023
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 |
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Summary: | 「目的」: 頭頸部癌に対する動注療法は, 腫瘍の栄養動脈に選択的にカテーテルを挿入する技術が開発され, 有用性が多く報告されている. しかし, 頭頸部癌に対し複数の動脈へ抗癌剤を投与する場合, その配分を決める客観的な指標はない. 従って各々の動脈の灌流域の薬剤濃度を非侵襲的に計測できることが求められる. 動注灌流域を確認する方法として, MRI(magnetic resonance imaging)造影剤をカテーテルより投与し, その灌流域を確認する方法(MRFC : magnetic resonance flow check)が開発された. 本研究ではMRI造影剤を複数の動脈に投与し灌流域の確認だけでなく, 灌流域での造影剤濃度と相関するとされる組織の1/T1の変化量(Δ1/T1)を計測することにより, 組織内の抗がん剤濃度を推計が可能になるかどうかについて検証した. |
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ISSN: | 2436-5793 2436-5866 |
DOI: | 10.3950/jibiinkotokeibu.126.1_67 |