AHA-ACLS2010年版ガイドラインにおける気道管理と間接声門視認型喉頭鏡エアウェイスコープの可能性

AHA2010年度版ACLSガイドラインは,2005年度版に比してさらなる胸骨圧迫の質を強調している.心肺蘇生中に胸骨圧迫の中断なく気管挿管ができれば,(1)連続的な胸骨圧迫,(2)効率的な肺を通した脳および心臓の酸素化,(3)気道保護による誤嚥防止,(4)カプノグラフィーによる蘇生の質の評価,が可能になり蘇生率の向上につながると考えられる.本稿では,間接声門視認型喉頭鏡であるエアウェイスコープの心肺蘇生時の気道確保における可能性について紹介する....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 33; no. 1; pp. 117 - 123
Main Authors 駒澤, 伸泰, 植木, 隆介, 上農, 喜朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 2013
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.33.117

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Summary:AHA2010年度版ACLSガイドラインは,2005年度版に比してさらなる胸骨圧迫の質を強調している.心肺蘇生中に胸骨圧迫の中断なく気管挿管ができれば,(1)連続的な胸骨圧迫,(2)効率的な肺を通した脳および心臓の酸素化,(3)気道保護による誤嚥防止,(4)カプノグラフィーによる蘇生の質の評価,が可能になり蘇生率の向上につながると考えられる.本稿では,間接声門視認型喉頭鏡であるエアウェイスコープの心肺蘇生時の気道確保における可能性について紹介する.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.33.117