気管支喘息におけるカンジダ抗原に対する免疫アレルギー反応と加齢との関連について

カンジダは,気管支喘息の原因抗原としては最も普遍的な抗原の1つであるが,ハウスダスト抗原などとは異なった特徴をもっている.その特徴の1つは,遅発型気管支反応が出現しやすいことであり,また同時に特異的IgG抗体が産生されやすいという特徴をもっている.本論文では,カンジダに対する免疫アレルギー反応として, IgE系は好塩基球からのヒスタミン遊離により,またIgG系は特異的IgG抗体を測定することにより,カンジダ抗原の気管支喘息の発症機序への関与について検討を加えた....

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Published in日本臨床免疫学会会誌 Vol. 15; no. 2; pp. 162 - 167
Main Authors 貴谷, 光, 岡崎, 守宏, 御船, 尚志, 光延, 文裕, 古藤, 直樹, 谷崎, 勝朗
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本臨床免疫学会 1992
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ISSN0911-4300
1349-7413
DOI10.2177/jsci.15.162

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Summary:カンジダは,気管支喘息の原因抗原としては最も普遍的な抗原の1つであるが,ハウスダスト抗原などとは異なった特徴をもっている.その特徴の1つは,遅発型気管支反応が出現しやすいことであり,また同時に特異的IgG抗体が産生されやすいという特徴をもっている.本論文では,カンジダに対する免疫アレルギー反応として, IgE系は好塩基球からのヒスタミン遊離により,またIgG系は特異的IgG抗体を測定することにより,カンジダ抗原の気管支喘息の発症機序への関与について検討を加えた.
ISSN:0911-4300
1349-7413
DOI:10.2177/jsci.15.162