脳質周囲白質軟化症による 脳性まひ痙直型両まひ児の理学療法経験

脳室周囲白質軟化症をもつ女児の治療を経験したので報告する。治療開始では,下肢の伸筋痙性パターンが強く,移動時に上肢を優位に使用していた。端座位で殿部・大腿・足底を機能的支持面として運動感覚を学習させた。下肢の認識向上には,視覚確認で運動を反復させた。8ヶ月施行し,座位が安定し上肢操作も多様化した。伝い歩きも可能となった。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法症例報告データライブラリ Vol. 1; no. 2; pp. 131 - 136
Main Authors 星野, 英子, 金子, 断行
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2003
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:脳室周囲白質軟化症をもつ女児の治療を経験したので報告する。治療開始では,下肢の伸筋痙性パターンが強く,移動時に上肢を優位に使用していた。端座位で殿部・大腿・足底を機能的支持面として運動感覚を学習させた。下肢の認識向上には,視覚確認で運動を反復させた。8ヶ月施行し,座位が安定し上肢操作も多様化した。伝い歩きも可能となった。
ISSN:1347-8745
DOI:10.11542/icpt.1.131