GIST肝転移のイマチニブ2次耐性例に術中RFAおよび肝切除術を施行した1例

症例は80歳,女性.残胃のgastrointestinal stromal tumor(以下,GIST)にて手術後,外来にて施行したCTにて多発性肝転移を認めたためイマチニブ投与を開始.奏効しPRが持続していたが,4カ所で肝転移の再燃を認めるようになったため肝部分切除および術中radiofrequency ablationを行い良好な結果を得た.再発GISTに対する治療はイマチニブが第1選択だが,2次耐性例に対しては治療法の選択に苦慮することが多いが,積極的な外科的介入の有用性が示唆された....

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Published in日本臨床外科学会雑誌 Vol. 69; no. 11; pp. 2952 - 2955
Main Authors 王子, 裕東, 坂元, 克考, 上原, 正弘, 馬場, 慎司, 玉木, 一路, 間中, 大
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床外科学会 2008
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ISSN1345-2843
1882-5133
DOI10.3919/jjsa.69.2952

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Summary:症例は80歳,女性.残胃のgastrointestinal stromal tumor(以下,GIST)にて手術後,外来にて施行したCTにて多発性肝転移を認めたためイマチニブ投与を開始.奏効しPRが持続していたが,4カ所で肝転移の再燃を認めるようになったため肝部分切除および術中radiofrequency ablationを行い良好な結果を得た.再発GISTに対する治療はイマチニブが第1選択だが,2次耐性例に対しては治療法の選択に苦慮することが多いが,積極的な外科的介入の有用性が示唆された.
ISSN:1345-2843
1882-5133
DOI:10.3919/jjsa.69.2952