血清ACE上昇からサルコイドーシスとの鑑別を要したHodgkin lymphomaの1例

血清ACE値の上昇はサルコイドーシスに特徴的な検査所見とされるが,一方血清ACE値はHodgkin lymphomaにおいては通常正常もしくは低下すると報告されている.今回我々は,血清ACEの上昇を認め,サルコイドーシス臨床診断群の診断基準を満たしたことからサルコイドーシスを強く疑ったが,最終的にHodgkin lymphomaと診断した一例を経験したので報告する....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 101; no. 5; pp. 1401 - 1403
Main Authors 石川, 暢久, 村井, 博, 井原, 大輔, 河野, 修興, 田崎, 麻美, 服部, 登, 大成, 洋二郎, 春田, 吉則, 岩本, 博志, 藤高, 一慶
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2012
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.101.1401

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Summary:血清ACE値の上昇はサルコイドーシスに特徴的な検査所見とされるが,一方血清ACE値はHodgkin lymphomaにおいては通常正常もしくは低下すると報告されている.今回我々は,血清ACEの上昇を認め,サルコイドーシス臨床診断群の診断基準を満たしたことからサルコイドーシスを強く疑ったが,最終的にHodgkin lymphomaと診断した一例を経験したので報告する.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.101.1401