第30回農薬残留分析研究会

第30回農薬残留研究会は, 岩手県の盛岡駅に隣接する盛岡市市民文化ホールで開催された. 第一日目には2つのシンポジウムと特別講演, ポスターセッション(11題)を行った. 二日目には一般講演(6題)と海外研究会参加報告を行った. 今回は, ポジティブリスト制度が開始して1年半が経過し, また岩手県での開催ということであったが, 参加者は約200名を数えた. 以下に開催内容の概略を記す. 「特別講演:「いわての農業と環境と共生する産地づくりの取り組みについて」」 大友令史氏(岩手県農林水産部)より上記演題で岩手県の農業の状況について講演があった. 岩手県が四国4県に匹敵する県土面積を有し, 地域...

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Published inJournal of Pesticide Science Vol. 33; no. 3; pp. 337 - 338
Main Authors 畠山, えり子, 石坂, 眞澄, 飯島, 和昭, 永山, 敏廣, 小田中, 芳次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農薬学会 2008
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ISSN1348-589X
1349-0923
DOI10.1584/jpestics.33.337

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Summary:第30回農薬残留研究会は, 岩手県の盛岡駅に隣接する盛岡市市民文化ホールで開催された. 第一日目には2つのシンポジウムと特別講演, ポスターセッション(11題)を行った. 二日目には一般講演(6題)と海外研究会参加報告を行った. 今回は, ポジティブリスト制度が開始して1年半が経過し, また岩手県での開催ということであったが, 参加者は約200名を数えた. 以下に開催内容の概略を記す. 「特別講演:「いわての農業と環境と共生する産地づくりの取り組みについて」」 大友令史氏(岩手県農林水産部)より上記演題で岩手県の農業の状況について講演があった. 岩手県が四国4県に匹敵する県土面積を有し, 地域の条件や立地条件を生かした多様な農産物が生産されていることについて紹介された. また, 平成4年より「純情産地を守り育てる運動」に取り組み, エコファーマ数が平成19年3月現在9,000人以上で全国第2位, 農薬の単位面積当たりの使用量も北海道についで少ない水準にあることが紹介された.
ISSN:1348-589X
1349-0923
DOI:10.1584/jpestics.33.337