2軸回転砥石を用いたCFRPの穴あけ加工法におけるSiC砥石の耐久性

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の穴あけ加工において, 2軸回転砥石による新規穴あけ加工法(以降,ジャイロ式砥石穴あけ加工法)を提案しており,本報ではSiC砥石の耐久性について検討した.その結果,砥石の耐久性は,砥石の粒度,加工条件および砥石形状によって変わるが,平型形状の砥石においては,砥粒が大きくかつ周速が高いほど加工できる穴数が増加することがわかった.また,加工穴数の増加に伴って砥石の目づまりも増加するが,加工が困難となる直前の穴あけ加工においても,ケバや剥離がほとんど生じない良好な加工ができることを確認した....

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Published in砥粒加工学会誌 Vol. 57; no. 5; pp. 314 - 319
Main Authors 加賀, 忠士, 竹腰, 久仁雄, 渡辺, 義見, 柘植, 英明, 山神, 成正, 坂東, 直行, 小川, 大介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 砥粒加工学会 2013
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ISSN0914-2703
1880-7534
DOI10.11420/jsat.57.314

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Summary:炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の穴あけ加工において, 2軸回転砥石による新規穴あけ加工法(以降,ジャイロ式砥石穴あけ加工法)を提案しており,本報ではSiC砥石の耐久性について検討した.その結果,砥石の耐久性は,砥石の粒度,加工条件および砥石形状によって変わるが,平型形状の砥石においては,砥粒が大きくかつ周速が高いほど加工できる穴数が増加することがわかった.また,加工穴数の増加に伴って砥石の目づまりも増加するが,加工が困難となる直前の穴あけ加工においても,ケバや剥離がほとんど生じない良好な加工ができることを確認した.
ISSN:0914-2703
1880-7534
DOI:10.11420/jsat.57.314