形状計測センサーを用いた廃木材リサイクルチップ配向角の測定

廃木材リサイクルチップフォーミングマットの表面チップ配向を2次元フーリエ変換および画像処理により評価した。入力画像としてデジタルカメラによって取得したデジタル画像と形状測定センサーによって取得した表面形状画像を用い, 2次元フーリエ変換結果から算出される配向度と目視によるチップ配向度を比較した。 また, 平均化フィルタ・ラプラシアンフィルタ・2値化フィルタを表面形状画像・デジタル画像を作用させて得られたチップ境界点と目視によるチップ境界を比較し, 両画像におけるチップ境界点抽出の正確さについて検討した。 1) 高速フーリエ変換によって表面形状画像・デジタル画像の配向評価が可能であることが認めら...

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Published in木材学会誌 Vol. 51; no. 5; pp. 297 - 302
Main Authors 安藤, 直人, 今田, 純
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本木材学会 2005
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ISSN0021-4795
1880-7577
DOI10.2488/jwrs.51.297

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Summary:廃木材リサイクルチップフォーミングマットの表面チップ配向を2次元フーリエ変換および画像処理により評価した。入力画像としてデジタルカメラによって取得したデジタル画像と形状測定センサーによって取得した表面形状画像を用い, 2次元フーリエ変換結果から算出される配向度と目視によるチップ配向度を比較した。 また, 平均化フィルタ・ラプラシアンフィルタ・2値化フィルタを表面形状画像・デジタル画像を作用させて得られたチップ境界点と目視によるチップ境界を比較し, 両画像におけるチップ境界点抽出の正確さについて検討した。 1) 高速フーリエ変換によって表面形状画像・デジタル画像の配向評価が可能であることが認められた。 2) 表面形状画像・デジタル画像から得られる配向度は目視によるチップ配向度と概ね一致した。
ISSN:0021-4795
1880-7577
DOI:10.2488/jwrs.51.297