高反射率塗料の日射反射率の経時変化に関する研究

ヒートアイランド対策技術の一つとして高反射率塗料が注目され,日射反射率の測定方法,製品としての評価方法と基準はJISで規定されている.高反射率塗料を塗布した屋根面の日射反射率が汚れの付着などにより比較的短い時間で低下することが指摘されており,その実態を把握して対策を検討する必要がある.本研究では高反射率塗料が塗布された既存屋根の日射反射率を現場で測定した.また,関東,関西,九州に位置する3大学の屋上に試験板を設置して,日射反射率の経時変化を把握するための暴露試験を実施した.更に,日射反射率の経時変化の促進試験の可能性を検討するため,国内外の促進試験方法をレビューし,それらを参照して試験を試行し...

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Published in熱物性 Vol. 29; no. 3; pp. 122 - 128
Main Authors 竹林, 英樹, 三木, 勝夫, 酒井, 孝司, 村田, 泰孝, 松本, 崇史, 和田, 進, 青山, 泰三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本熱物性学会 2015
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Summary:ヒートアイランド対策技術の一つとして高反射率塗料が注目され,日射反射率の測定方法,製品としての評価方法と基準はJISで規定されている.高反射率塗料を塗布した屋根面の日射反射率が汚れの付着などにより比較的短い時間で低下することが指摘されており,その実態を把握して対策を検討する必要がある.本研究では高反射率塗料が塗布された既存屋根の日射反射率を現場で測定した.また,関東,関西,九州に位置する3大学の屋上に試験板を設置して,日射反射率の経時変化を把握するための暴露試験を実施した.更に,日射反射率の経時変化の促進試験の可能性を検討するため,国内外の促進試験方法をレビューし,それらを参照して試験を試行した.
ISSN:0913-946X
1881-414X
DOI:10.2963/jjtp.29.122