パルボウイルスB19感染による骨髄無形成クリーゼを来すも無事出産し得た,自己免疫性溶血性貧血合併双胎妊婦の1例
37歳,女性.妊娠20週にHb7.6g/dlの貧血を認め,自己免疫性溶血性貧血と診断された.妊娠26週頃から発熱,関節痛,労作時息切れが出現したため緊急入院となった.網赤血球の低下,貧血の進行を認め,抗パルボウイルスB19 IgM抗体陽性より骨髄無形成クリーゼと診断し,酸素投与,洗浄赤血球輸血,さらに溶血性貧血に対してステロイド療法を施行した.網赤血球は徐々に回復し,母子とも無事に出産できた....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 99; no. 10; pp. 2539 - 2541 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2010
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Subjects | |
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ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.99.2539 |
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Summary: | 37歳,女性.妊娠20週にHb7.6g/dlの貧血を認め,自己免疫性溶血性貧血と診断された.妊娠26週頃から発熱,関節痛,労作時息切れが出現したため緊急入院となった.網赤血球の低下,貧血の進行を認め,抗パルボウイルスB19 IgM抗体陽性より骨髄無形成クリーゼと診断し,酸素投与,洗浄赤血球輸血,さらに溶血性貧血に対してステロイド療法を施行した.網赤血球は徐々に回復し,母子とも無事に出産できた. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.99.2539 |