大動脈四尖弁の1手術例
症例は66歳,男性.前立腺肥大の精査中に心雑音を指摘され,経胸壁心臓超音波検査(TTE)にて大動脈弁閉鎖不全症(AR)と診断された.術中経食道心臓超音波検査(TEE)にて大動脈四尖弁を認め,手術所見にて左冠尖と右冠尖の間にaccessory cuspを有する四尖弁を確認した. 弁形成は困難と考え,機械弁による大動脈弁置換術を施行した.術後経過は良好であった.大動脈四尖弁(QAV)は稀な先天性疾患であり文献的考察を加え報告した....
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Published in | 日本臨床外科学会雑誌 Vol. 70; no. 9; pp. 2650 - 2653 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床外科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1345-2843 1882-5133 |
DOI | 10.3919/jjsa.70.2650 |
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Summary: | 症例は66歳,男性.前立腺肥大の精査中に心雑音を指摘され,経胸壁心臓超音波検査(TTE)にて大動脈弁閉鎖不全症(AR)と診断された.術中経食道心臓超音波検査(TEE)にて大動脈四尖弁を認め,手術所見にて左冠尖と右冠尖の間にaccessory cuspを有する四尖弁を確認した. 弁形成は困難と考え,機械弁による大動脈弁置換術を施行した.術後経過は良好であった.大動脈四尖弁(QAV)は稀な先天性疾患であり文献的考察を加え報告した. |
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ISSN: | 1345-2843 1882-5133 |
DOI: | 10.3919/jjsa.70.2650 |