3Dプリンターで作成した臨床教育用肺縦隔モデル

CT,MRI画像検査と3Dプリンターの進歩と拡がりに伴い,これらの技術を用いることによって初めて可能となるシミュレーション手術が始まった.整形外科領域や腎,脳,肝臓,顔面奇形などに対する応用の報告が散見されている一方,胸部領域の報告はまれである.当院では胸部MDCTデータを用いて,3Dプリンターで作成した臨床教育用実物大肺縦隔モデルを作成しているので報告する.本モデルは実際の患者データより作成しており,生きた肺の基本解剖や手術に伴う立体解剖を理解する上で有用である....

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Bibliographic Details
Published in日本呼吸器外科学会雑誌 Vol. 30; no. 1; pp. 123 - 126
Main Authors 秋葉, 直志, 仲田, 健男, 矢部, 三男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会 2016
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Summary:CT,MRI画像検査と3Dプリンターの進歩と拡がりに伴い,これらの技術を用いることによって初めて可能となるシミュレーション手術が始まった.整形外科領域や腎,脳,肝臓,顔面奇形などに対する応用の報告が散見されている一方,胸部領域の報告はまれである.当院では胸部MDCTデータを用いて,3Dプリンターで作成した臨床教育用実物大肺縦隔モデルを作成しているので報告する.本モデルは実際の患者データより作成しており,生きた肺の基本解剖や手術に伴う立体解剖を理解する上で有用である.
ISSN:0919-0945
1881-4158
DOI:10.2995/jacsurg.30.123