肺原発髄膜腫の1切除例

80歳女性.胸部単純写真で右上肺野に異常陰影を指摘され,胸部CTでは右上葉に径21 mmの比較的境界明瞭な腫瘤陰影を認めた.CTガイド下生検で扁平上皮癌,c-T1aN0M0 stageIAと診断し,右上葉切除術を施行した.術後病理組織検査で,髄膜腫と診断されたが頭蓋内に明らかな病変を認めなかったため肺原発髄膜腫と判断した.術後30ヵ月無再発生存中である....

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Published in日本呼吸器外科学会雑誌 Vol. 33; no. 4; pp. 482 - 485
Main Authors 松岡, 英仁, 上村, 亮介, 土井, 健史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会 15.05.2019
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ISSN0919-0945
1881-4158
DOI10.2995/jacsurg.33.482

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Summary:80歳女性.胸部単純写真で右上肺野に異常陰影を指摘され,胸部CTでは右上葉に径21 mmの比較的境界明瞭な腫瘤陰影を認めた.CTガイド下生検で扁平上皮癌,c-T1aN0M0 stageIAと診断し,右上葉切除術を施行した.術後病理組織検査で,髄膜腫と診断されたが頭蓋内に明らかな病変を認めなかったため肺原発髄膜腫と判断した.術後30ヵ月無再発生存中である.
ISSN:0919-0945
1881-4158
DOI:10.2995/jacsurg.33.482