サービス連動テスト網羅度の測定を通じたテスト漏れ候補の検出

マイクロサービスアーキテクチャ(MSA) は複数のマイクロサービスを組み合わせてシステムを構築するアーキテクチャである.MSA を採用するシステムではサービス間の呼び出し関係が複雑となりやすく,サービス間が正しく連動して動作するかを検証するサービス連動テストを網羅的に行うことが難しい.本研究では,各サービスの API を検証するサービス単体テストにおける各サービスに対する入出力を基として,サービス連動テストのテスト網羅度測定を通じたテスト漏れ候補の検出方法を提案する.実際のシステムに適用し,ツールが検出したテスト漏れ候補の中から,システムの不具合を発生させうるサービス連動テストのテスト漏れが発...

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Published inProceedings of the JSSST Workshop on Foundation of Software Engineering Vol. 30; pp. 117 - 122
Main Authors 田中, 佑奈, 清水, 遼, 鹿糠, 秀行, 河合, 克己
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会 09.11.2023
Special Interest Group on Foundation of Software Engineering in Japan Society for Software Science and Technology
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ISSN2436-634X
DOI10.11309/fose.30.0_117

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Summary:マイクロサービスアーキテクチャ(MSA) は複数のマイクロサービスを組み合わせてシステムを構築するアーキテクチャである.MSA を採用するシステムではサービス間の呼び出し関係が複雑となりやすく,サービス間が正しく連動して動作するかを検証するサービス連動テストを網羅的に行うことが難しい.本研究では,各サービスの API を検証するサービス単体テストにおける各サービスに対する入出力を基として,サービス連動テストのテスト網羅度測定を通じたテスト漏れ候補の検出方法を提案する.実際のシステムに適用し,ツールが検出したテスト漏れ候補の中から,システムの不具合を発生させうるサービス連動テストのテスト漏れが発見できたことを示す.
ISSN:2436-634X
DOI:10.11309/fose.30.0_117