第32回農薬残留分析研究会

第32回農薬残留分析研究会は, 島根県松江市のくにびきメッセで開催された. 第1日目には2つのシンポジウムと特別講演, ポスターセッション(23題)を行なった. 第2日目にはポスターセッションを挟んで, 一般講演(5題)とエクスカーションとして会場近郊の施設見学を行なった. また, ポスターボードを取り囲むように配された円形の展示会場では, 残留分析関連の技術情報の提供や, 地元島根県の特産品の紹介などが行なわれた. 本研究会は200名を越える参加者が全国各地から集まり, 講演会場ならびに展示会場は大盛況であった. 以下に開催内容の概要を記す. シンポジウムI:分析法の妥当性評価について~その...

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Published inJournal of Pesticide Science Vol. 35; no. 2; pp. 208 - 209
Main Authors 井藤和人, 長崎洋子, 飯島和昭, 中村幸二, 廣田政隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農薬学会 2010
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ISSN1348-589X
1349-0923
DOI10.1584/jpestics.35.208

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Summary:第32回農薬残留分析研究会は, 島根県松江市のくにびきメッセで開催された. 第1日目には2つのシンポジウムと特別講演, ポスターセッション(23題)を行なった. 第2日目にはポスターセッションを挟んで, 一般講演(5題)とエクスカーションとして会場近郊の施設見学を行なった. また, ポスターボードを取り囲むように配された円形の展示会場では, 残留分析関連の技術情報の提供や, 地元島根県の特産品の紹介などが行なわれた. 本研究会は200名を越える参加者が全国各地から集まり, 講演会場ならびに展示会場は大盛況であった. 以下に開催内容の概要を記す. シンポジウムI:分析法の妥当性評価について~その国際的な動向と我が国のガイドラインの運用と今後~ 渡邉敬浩氏(国立医薬品食品衛生研究所食品部)より, ISOやCODEXなどの国際組織や我が国での分析法の妥当性評価ガイドラインに関する講演があった. その内容は, 「なぜ分析値に信頼性が求められるのか」, 「何を基準に分析法の性能を評価するのか」, 「分析の目的と分析法に求められる妥当性とは」, 「測定値の不確かさとは何か」などテーマごとに輸出入時の食品検査での問題事例などを示しながらの詳細な解説であった.
ISSN:1348-589X
1349-0923
DOI:10.1584/jpestics.35.208