腹腔鏡補助下に切除した食道平滑筋腫の1例

症例は33歳,女性.心窩部不快感を主訴に受診.造影CT検査・上部消化管内視鏡検査・超音波内視鏡検査などにより胸部下部食道に長径80mm大の食道粘膜下腫瘍を認めた.大きさ,有症状,悪性も否定できないことから手術方針となった.腹腔鏡補助下に経食道裂孔的アプローチで下部食道切除術を行い,腫瘍を摘出した.術後経過は良好で第14病日に軽快退院した.胸部下部食道良性腫瘍に対して腹腔鏡補助下のアプローチは有用な選択肢と考えられた....

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Published in日本臨床外科学会雑誌 Vol. 74; no. 11; pp. 3022 - 3027
Main Authors 佐々木, 滋, 沖, 彰, 中村, 純一, 大曽根, 勝也, 家田, 敬輔, 桑野, 博行
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床外科学会 2013
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ISSN1345-2843
1882-5133
DOI10.3919/jjsa.74.3022

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Summary:症例は33歳,女性.心窩部不快感を主訴に受診.造影CT検査・上部消化管内視鏡検査・超音波内視鏡検査などにより胸部下部食道に長径80mm大の食道粘膜下腫瘍を認めた.大きさ,有症状,悪性も否定できないことから手術方針となった.腹腔鏡補助下に経食道裂孔的アプローチで下部食道切除術を行い,腫瘍を摘出した.術後経過は良好で第14病日に軽快退院した.胸部下部食道良性腫瘍に対して腹腔鏡補助下のアプローチは有用な選択肢と考えられた.
ISSN:1345-2843
1882-5133
DOI:10.3919/jjsa.74.3022